2008年08月28日
チワワを飼う上で最も大切なこと
チワワを飼う前にお読み下さい!
一般的にお散歩デビューは「3ヶ月目のワクチンを済ませてから」と言われています。
だからと言って、それまで大事に大事にお家の中で可愛がっているだけでは・・・絶対にダメ!!
チワワは体も小さく、ついつい可愛がりすぎてしまう方が多いのですが、先にも述べたように生後3週齢~12週齢が社会化期と言われる大切な時期です。ワクチンが済んでいなくても、お外にどんどん連れ出して、外の匂い・車の音・たくさんの人に慣れさせるようにしてください。
●ただし!以下の点を必ず守ってください。
・電車に乗せたり、遠出はしないこと
・絶対に地面に降ろして歩かせない!飼い主さんが必ず抱っこしているか、キャリーバッグに入れること
・不特定多数の犬や人には絶対に触らせないこと
・最初から長時間外に連れ出すのではなく、徐々に慣れさせていくこと
子犬は誰が見たって可愛いものです。必ず「可愛い!触ってもいいですか?」と人が寄っています。 その時は必ず「ワクチン接種が済んでいないので、ごめんなさい」としっかりお断りをしてください。また、お外に連れ出すだけでなく、お家にお友達を招いて飼い主さん以外の人に慣れさせることも必要です。その場合、お家に上がってもらったら、まずは手洗いと消毒をしてもらってください。
●それが済むまでは、絶対に子犬を触らせないこと!!
このように、小さいうちから、あらゆる環境に慣れさせておくと、いざ!お散歩デビューという時に、「全然歩いてくれない」「ブルブルと震えて、結局抱っこしたままお散歩した」なんてこともありませんよ。
犬のしつけ 【訓練士のアドバイス】
子犬を飼おうと思うきっかけは色々あると思いますが、避けて通れないのが「しつけ」です。しつけは人間社会で犬が快適に過すために、必要なルールを覚えさせることを目的に行います。
テレビに出演している犬や、近所の良くしつけされている犬を見て、何もしなくても従順な犬になると勘違いしている方も少なくありませんが、オーナー自らが愛情を注ぎ、キチンとしつけやトレーニングを入れることで、従順な犬にして行く努力が必要です。
そのためには犬とオーナーとの信頼関係が何より大切になります。このことを、子犬を迎えるオーナーが理解していなければなりません。子犬がオーナーのもとに来るまでに、どのような流通経路を辿ったのかによっても、しつけのしやすさは違ってきますし、子犬の個性によってもしつけのしやすさは違ってきます。
しかし、どんな子犬であっても「しつけ」というものに直面するものです。ここでは、しつけを始める前にしておかなければならないことや、知っておかなければならないこと。また子犬のしつけのうちでも代表的な「トイレトレーニング」「夜鳴き、無駄吠えのしつけ」「甘噛みのしつけ」について解説していきたいと思います。
しつけをする前に
子犬を飼う心構え
1、愛情をもって接してください
子犬を飼い始めるにあたってなにより大切なことなのが、オーナーからの深い愛情です。子犬たちはオーナーのもとに来た時点で、頼るものがオーナーだけになりますから、どんな個性を持った子であっても、自分のパートナーとして最後まで深い愛情を持って接してあげてください。そして、その子の事をよく理解するための努力は怠らないで下さい。
2、犬種の特徴を知っていますか?
犬達は人間達の手によって求める仕事や目的によって交配され、様々な犬種へと作られてきました。よく吠えるように作られたり、他の犬と闘うために作られたり、広大の土地を走りまわるために作られたりされてきました。もちろん、同じ犬種でも個体差はありますが、犬種の特徴を知ることで、自分の飼いたい、もしくは飼っている犬の性格や行動、さらには遺伝的疾患(かかりやすい病気)などの予測がたてられるのです。
3、犬という動物の習性、習慣、行動を理解しておきましょう
子犬を飼うとき、犬の習性や習慣といったものを知っていることはとても重要なことです。
いざ子犬が手元に来たとなっても、どういう環境を作ってあげればよいのか? どう接してあげればよいのか? など、わからなければ来た子犬は非常に困ってしまいます。
また、しつけをしていく時にも、なぜそのような問題行動を起こすのか? 原因を推測できません。原因がわからなければ正しい解決策も導き出せないのです。
4、犬を擬人化していませんか?
犬達は、どんなに親しくなって家族同然だといっても、人間にはなれません。
人間と同じ目線で見て擬人化してしまう事で、犬は混乱してしまいます。また、犬達がオーナーに何を訴えかけているのかも、わからなくなってしまいます。
しつけを失敗してしまう一番の要因かもしれませんね。
5、犬中心の生活をしていませんか?
子犬期は何かと手がかかるもの。どうしても子犬中心の生活になりがちです。
ある程度の大きさになったら、オーナーの生活リズムを第一に考え、犬をそれにあわせるようにしましょう。
6、放し飼いは危険がいっぱい
家の中で放し飼いにされている小型のワンちゃん達をよく見かけます。そのようなワンちゃん達を見るたびに「大変そうだなぁ」と思います。オーナーが大変なのではなくて、ワンちゃん達がです。
あの広い家を一人で一生懸命守ろうとしていますし、いたずらをすれば怒られ、「気の休まる暇もないんだろうなぁ」と思ってしまいます。
実際ワンちゃん達を放し飼いにするのにはデメリットがたくさんあります。傷つけられたくない高価な家具類はかじられますし、あちこちおしっこをかけられる可能性だってあります。ワンちゃん達の視点から見ても、口に含んで危険なものもいっぱいありますし、かんだら面白そうな木(家具の足など)をガジガジ噛んでしまうと怒られるし、ピンポーンっと鳴ったら知らない人が入ってくるし。とても大変ですよね。また、しつけも入れづらくなります。
子犬を迎える環境は整っているでしょうか?
子犬を飼育する環境とは?
子犬を家に迎えた時、そのまま家の中をウロウロ・・・なんてことになっていませんか?「狭いところに入れるのがカワイソウだから」なんて思っていませんか?犬にとって自分の巣である場所が広すぎると不安になりますし、生まれ持った防衛本能や警戒心といったものを増徴させる危険性があります。かならず決められた場所決められたスペースを用意しましょう。
そのためにも自由に出入りが出来ない、ある程度の広さのサークルと子犬の寝場所であるクレート(ハウス)は必ず必要となってきます。クレートは扉のあるもので屋根がしっかりついていて、扉のところ意外ほぼ周りの見えない、中が薄暗くなるくらいのものがいいと思います。野生の犬達は横穴を掘ってそこを巣とします。それは彼らにとってそこが一番落ち着ける環境だからです。人間に飼われるようになった今日でもそれは変わりません。
また、子犬が立ち上がれるだけの高さとフセられるだけの幅と奥行きがあれば十分です。「狭すぎてかわいそう」と思われる方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。犬達にとって広すぎるスペースは外敵を侵入させてしまうかもしれないという不安と、緊張を常に持たねばならず、ストレス以外のなにものでもないのです。
またクレートが広すぎると中で大いに動き回れるので、中で汚してしまうというトイレの失敗にもつながります。ただし、犬が大きくなってきているのに、いつまでも小さい時のままのクレートに無理やり詰め込むようなことはやめましょう。犬達の成長や骨格をゆがめてしまう危険性がありますので、成長段階にあわせて犬の大きさに見合ったものを用意しましょう。
子犬と思いっきり遊ぶ
動画でわかる子犬の遊び方
子犬が家に来ました。かわいくて、小さくて、弱い存在です。子犬から見たら見慣れない場所と見知らぬ人ばかり。不安になるのが当たり前ですよね。ですから、まずは色んなことをして一緒に遊んであげましょう。もみくちゃになって転げまわってもいいですし、おもちゃの引っ張りっこでも、ボール投げでもいいです。
一緒に遊んでいくことで、オーナーも子犬もより親しみ、仲良くなっていくのです。また遊びを通してルールも覚え、体に触れられることにもなれ、人を好きになっていきます。犬と心から楽しく遊ぶことはしつけの大切な第一歩です。>このページでは、動画で学ぶ子犬を遊び方をご紹介しています。下記の画像をクリックして、子犬との遊び方を動画で学んでください。
※写真をクリックすると動画がご覧いただけます。
子犬のしつけテクニック
ボスになれ!【犬をしつける資格を持とう】
犬を飼うことは誰にでも出来ることです、しかし、しつけに関していえば、特別な技術や経験、知識が必要と考えている人が多いでしょう。確かに技術や知識といったものは大切なのですが、それ以上に自分の愛犬への愛情の深さと、犬と親しみ友達となり信頼を得ること、それができて初めて犬は人を尊敬し信頼し従順になっていくのです。
ご存知の方も多いと思いますが、犬科の動物達は群れを成して生活しています。その中には序列というものが存在します。上位のものに対しては服従しますが、下位のものに対しては自分の立場が上であることを力で誇示したがります。ですからオーナーは常に犬のボスでいなければなりません。そのために簡単に出来ることを数例あげてみます。
・犬の要求やわがままを聞かない。
・いじくり回して、どこを触られても平気にしておく。
・食事は人間のあとであげる。
・放し飼いは基本的にやめる。
まだまだありますが、この四つは今日からでもはじめられるでしょう。普段の生活からオーナーが深い愛情をもって接し、ボスになって犬をしつけられる資格を持ちましょう。
犬のしつけテクニックを動画でご紹介
「ボディコントロール」という言葉をご存知ですか?
ワンちゃんの体を人間が思いのままに扱ってオーナーの力強さをワンちゃんに教え、主従関係をはっきりさせていくというものです。効果的ですし、色んなところで役に立つのでいくつか簡単に説明したいと思います。
※写真をクリックすると、それぞれの詳しい動画がご覧いただけます。(音声あり)
1、足の肉球を触る
肉球はワンちゃん達にとって急所。ここをおとなしく触らせるということは、オーナーを信頼している証拠です。ちょっと触ってみてはほめてあげることを繰り返し、触っていられる時間をのばしていきましょう。
2、後ろから腰の上を触ってみる
後ろから腰の上にのるというのは犬の順位確認方法のひとつで、「マウンティング」と呼ばれています。これを利用し、ワンちゃんの腰を後ろから持って、自分のほうにひきつけてみましょう。
3、ワンちゃんを抱いてホールドしてみる
ワンちゃんのことを胸に抱き上げ、どちら向きでもいいのであなたの片腕をワンちゃんのあごの下から回し、顔が動かないようにしっかりホールドします。
もう片方の手で胴体をしっかり抱いてホールドし、ゆっくりなでてあげます。このとき、オーナーを信頼しきっていればおとなしくされるがままですが、そうでないワンちゃんは腕に足をかけ抜け出そうとしたり、暴れて自由になろうとします。このときは絶対逃がさないようにぎゅっと力を入れてホールドしてください。
これは獣医さんに見せるときや、どこかでおとなしく待たなくてはいけないときに、ゆっくりとなでることで、ワンちゃんを落ち着かせる事が出来るので非常に便利です。
4、マズルコントロールをしてみよう
ワンちゃん達はマズルを握られると自由が利かなくなるので、信頼する人にしかマズルを預けません。ワンちゃんのマズルを軽く握って、横に振ったり縦に振ったりしてみましょう。
5、横向きに寝かせる
ワンちゃんをごろんと横向きに寝かせて「ごめんなさい」のポーズをとらせます。片方の手で首元をしっかり押さえ、もう片方の手で体をゆっくりなでてあげます。最初はガチガチに力が入っているかもしれませんが、ゆっくりなでることで、徐々に力が抜けていきます。
6、仰向けに抱く
ワンちゃんを足の上で仰向けに寝かせ両前足を握り、あごの下にもって行きます。
はじめのうちは嫌がって暴れたり、がちがちに緊張しているかもしれませんが、徐々に力が抜けて、身を任せるようになってきます。ゆっくりなでてあげて落ち着かせていると、気持ちよくてそのまま寝ちゃう子も出てきますよ。リビングでテレビを見ているときでも簡単に出来ます。
子犬からの社会性を養う
動画で学ぶ子犬の社会性の養い方
子犬がオーナーのもとへ来るぐらいの月齢(差はあると思いますが)は、子犬にとってとても大切な時期で、色々なことに慣れ、吸収し覚えていく期間に入っています。小さいし弱いからといって家の中でかくまうような飼い方をしていると、しばらくしていざ外に出た時に、周りの色々な刺激に対してものすごい恐怖を感じます。
車、自転車、バイク、知らない人、知らない犬、様々な地面の感触、工事の音、などすべてにビックリし、恐いといった感情まで持つかもしれません。小さいうちから外に連れ出し、いろんな人や犬と触れ合ったり、様々な音や匂いや感触を経験させましょう。
ただし、子犬にとってトラウマとなってしまう危険性もあります。例えば他の犬と遊ばせるとき、中にはいじめる子もいますし、他の犬が嫌いな子もいます。そんな他の犬にいじめられたり、傷を負わされたりすると、なんでもない他の犬まで恐がってしまうなんてことがありますので、十二分に気をつけた上で色々なことに慣らしていきましょう。
※写真をクリックすると動画がご覧いただけます。
さて、次は代表的なしつけについて説明していきましょう。
トイレトレーニングについて
動画でわかるトイレトレーニングのしつけ方
なぜトイレトレーニングをするのでしょうか?
今日では室内で飼うワンちゃんが増加してきましたし、外で排泄させることは近隣住人の迷惑にもなります。オーナーも雨の日や、疲れて帰ってきた時なんか非常に楽ですしね。
・トイレの感覚を自然に身につけましょう。
母犬と一緒にいるときの子犬たちの排泄は、すべて垂れ流し状態で、それを母犬がなめて処理します。個体差もありますが徐々に自分の巣(寝る場所)から出て行くようになります。そうなると外で自然と排泄するようになり、巣の中で垂れ流しという状態がなくなってきます。
子犬を迎えたとき、大抵の子犬が今述べた状態でしょう。ただし、まだ我慢が出来るといった状況ではありませんので、子犬を迎えたら次のような環境を作ります。サークルを用意し、その中がすべて排泄されても、大丈夫な環境にする。そこに丁度いいサイズのクレート(ハウス)を、自由に出入りできる状態で設置して子犬の寝場所にし、排泄する場所と寝る場所の区別をはっきりつける。
すると、自由に排泄し、徐々にペットシーツの感覚を「足の裏」で覚えていきます。トイレで排泄をしたらしっかりほめてあげるのも非常に大切なポイントですね。そうなれば半分成功です。
・ワンちゃん達の排泄のタイミングと排泄の教え方。
子犬がきて、遊んであげたら「粗相してしまった」ということが、あるかもしれません。そんな時、排泄をするタイミングをよく覚えておくことで失敗を防ぐことが出来ます。
タイミングとして多いのは次の3つです。
1つ目は、睡眠から目覚めた時
2つ目は、食事をした後
3つ目は、遊びの最中や後
なお、多くの子は排泄をする前に、何らかの特徴のあるしぐさをします。例えば、【落ち着きがなくなりウロウロしはじめる】【同じ場所をグルグル回りはじめる】【床のニオイを嗅ぎまわる】などがあります。
個々のワンちゃんによってこの排泄サインやしぐさは違いますのでよく観察してみてください。徐々にわかってくると思います。こういった排泄前のサインを見逃さずにトイレトレーニングを行いましょう。
まずは、ワンちゃんが目覚めた時、ご飯を食べた後などに排泄のサインを出していたら、すぐにトイレへつれて行きます。すぐに排泄をしなくても、しばらくトイレの中に入れておきます。トイレの中で動きまわることで、排泄作用が促されます。
その際、「シー・シー」や「ワン・ツー」などの声を掛けてあげることで、【掛け声と排泄を関連付けて覚える】ようになりますので、お出かけ前に排泄させたい時などに役立ちます。
なかなかウンチやおしっこをしないからと、すぐにサークルから出してしまうのは失敗の元です。トイレが終わるまではサークルから出さないようにしましょう。ただし、トイレの中で寝てしまったりなんてこともよくあると思います。そんな時は少しワンちゃんのことを動かして排泄作用をうながしてから、またすぐにトイレに連れて行きましょう。うまくトイレで排泄ができたら、思いっきり誉めてあげましょう。おやつやお気に入りのおもちゃなどのご褒美をあげるのもよいですね。
【トイレがきちんとできたら思いっきり褒める】ということは大きなポイントです。
※写真をクリックすると動画がご覧いただけます。
そうすることで、ワンちゃんは【ここでトイレをしたらいいことがある】と学習しトイレを覚えていきます。 トイレができたらサークルから出して遊んであげましょう。遊んであげるときもトイレのサインには注意してください。
このトイレトレーニングを繰り返すことで、ワンちゃんはトイレとそうでない場所の感覚や【きちんとできると良いことがある】という事などを学習していきます。
ある程度トイレを覚えたら自分でトイレまで行くことができるようにサークルの一部を開けておきます。サークルを外しても自らトイレまで行くようになれば、ワンちゃんはしっかり理解したということになりますね。
・少しづつ我慢を教えよう
ペットシーツの上でする感覚が身についても、排泄を我慢することを覚えないと、結局我慢できないので、どんなところでも排泄をしたがるようになり、失敗してしまいます。
そこで、クレートの扉を閉め自由に行き来できなくします。そして定期的にトイレで排泄させるようにしていきます。
すると、「ハウスから出る→トイレに行く→排泄する→いいことがある」というパターンが出来てきます。はじめは、一日のうちに何回もトイレに連れて行かなければなりませんが、少しづつ間隔をあけて、我慢できる時間を長くしていきます。
しかし、ここで注意が必要です。ワンちゃんにだって我慢には限界があります。犬は自分の寝場所を汚すことを嫌いますが、粗相しすぎると寝場所を汚すことに慣れてきます。また、ハウスの中で粗相してしまい、掃除するために外に出してあげるのを繰り返すと、[ハウスの中でおしっこする=外に出してもらえる]と勘違いし、わざと粗相するようになってきます。そうなると、厄介ですね。
さらには我慢させすぎれば膀胱炎などの病気になる恐れがあるので、オーナーがしっかり見極めていかないと、ワンちゃんにに多大なるストレスをかけてしまいます。
・お留守番のトイレって?
「日中、犬は一人でお留守番しています」という家庭がけっこう多いと思います。そんなときワンちゃんは、家でどんな状態でお留守番させているのでしょうか?
家の中で放し飼い・・・、なんてことになっていませんか?こういう家庭では、ワンちゃん達のトイレの失敗は結構多いはずです。
ワンちゃん達にとって広い家を一人で守らなくてはいけない状況にあるので、不安と寂しさでいっぱいになります。そんな時にトイレと違う場所でわざと排泄するという子が多いようです。また、家の中の一箇所に自由に行き来できるトイレを置いておくということは、まだトイレのしつけが完全ではないワンちゃん達にとって、「どこでしてもかまわないよ」といわれているようなものです。それは、どこででも粗相してしまいますよね。
他にも原因はたくさんあると思います。とにかく一人でいることに慣れていないワンちゃん達にとって一人でいるということは非常にストレスです。どんな悪さをしても大丈夫な環境になってしまいます。ですから、お留守番させるとき、我慢できるような短い時間であればハウスでしっかり待たせる事をお勧めします。ちょっと長くなるようであれば前述したとおり、サークルの中にハウスを入れて失敗させないような環境を整えてから出かけましょう。
・失敗してしまったら?
子犬のうちはおしっこを我慢できる時間も短いため、排泄の回数も多くなり、失敗してしまう事が多いのも仕方ありません。もしも、トイレを失敗してしまったとしても、怒ってはいけません。怒ることで、【排泄行為自体を悪いこと】だと思い込んでしまう危険性があります。隠れて排泄したり、食べて隠したりするようになります。
失敗したときは、何事も無かったかのように無言で片付け、ワンちゃんにかまわないようにしてください。そして、臭いが残らないように消臭剤で完全に消臭します。臭いが残っているとその場所をトイレだと思い込み再び同じ場所で排泄してしまいます。
また、「そこはダメ!」「あ~!」などと騒いでしまうと、ワンちゃんは【構ってくれている】【喜んでくれている】と勘違いをしてしまい、わざとトイレを外してしまうこともあります。 トイレがうまくできた時だけ、思いっきり誉めるようにしてください。
何事も最初のうちは、失敗はつき物です。くじけず、イライラせずに、根気よく続けていきましょう。「きちんと教えていれば、徐々におぼえる」というように多少気楽に構えて教えてあげてくださいね。
最後にトイレトレーニングのポイントを整理しておきます。
①寝床とトイレをキッチリ分ける
②トイレのタイミングを見逃さない
③基本、トイレをするまではサークルから出さない
④失敗しても怒らず、無視して対処する
⑤失敗した場所は完全に消臭する
⑥うまくできたらたくさん褒めてあげる
<補足説明>
ワンちゃん達の感覚では自分のウンチを食べたり、おしっこをなめたりなんていうことは、ごく当たり前のことなのです。でも、やってほしくないですよね?
ワンちゃんが自分のウンチを食べてしまう理由にも色々ありますが、とにかく排泄がすんだらすぐに片付ける事です。とても大切なことなので、覚えておいてくださいね。
夜鳴き・無駄吠えへの対処方法
夜鳴き・無駄吠えへの対処方法をご説明します。
まず、子犬を迎えたその日から、オーナーを困らせる問題行動が夜鳴きです。夜鳴きの主な原因は、母犬や兄弟犬と初めて離れてしまったことによる、孤独や寂しさ、環境の変化に対する不安によるものです。ほっておいても、2~3日で環境に慣れ、おさまることも多いのですが、不安を和らげてあげることで夜鳴きは軽減することも出来ます。
ここではその方法をご紹介いたします。
・母犬と離れたことによる不安や孤独を感じている場合
母犬と共に過ごした環境に近い状態を作ってあげると子犬は安心します。
①ペットボトルなどに40度くらいのお湯を入れ、タオルでくるんだものを横に置いてあげる。
→ 母犬の体温を感じるように安心しますので効果的です。
② 時計をケージやサークルのそばに置いてあげる。
→ 母親の心音に近いため安心します。
・暗闇が不安に感じる子の場合
小さく電気をつけたり、同じ寝室にハウスを持ってきて寝かせてあげるのもよいでしょう。
・周りが気になって眠れない場合
周りが気になって眠れない事も考えられます。ハウスの近くでテレビを見たり、作業をしたりしていると、落ち着けず眠れないワンちゃんもいます。そういう場合は、ハウスを静かな場所へ移動したり、ハウスにタオルなどの布をかけたりして、周囲が気にならない環境を作ってあげましょう。
その他、寝る前に遊んであげると、疲れて寝付きが良くなることもありますので、ボール遊びなどで軽く遊んであげるのもよいですね。また、空腹であると寝つきが悪くなることもありますので、ご飯の量が適量であるかも確認してあげてください。
重要なのは、上記のどのケースにおいても鳴いてしまうからと、声をかけたり、抱っこしたり、怒ったりするのは逆効果だということです。 鳴けば構ってくれると間違って覚えてしまうと、夜鳴きが長引き、無駄吠えへとつながっていくことになります。大抵は、数日から2週間で収まることが多いですが、子犬の性格、家庭環境によっては1ヵ月近く続くこともあります。
夜鳴きは一時的なもので徐々に治まってきますが、無駄吠えは子犬の時の接し方から始まります。吠える原因は、何かを要求している時、警戒している時、不安な時、興奮している時などです。子犬のうちに「クンクン鳴いていてかわいそうだから」とハウスから出したり、抱き上げたり、ご飯が食べたい、散歩に行きたいなど、鳴くたびにその要求に応えていると、自分が一番偉いと思ってしまいます。
そうすると、「鳴けば要求通りになる」「構ってくれる」と学習し、自分の要求が満たされるまで、鳴くようになります。それが無駄吠えに繋がってしまうのです。人間は「無駄吠え」といいますが、ワンちゃん達には無駄に吠えるという行為ではなく、必ず理由があるので、まずは「吠える理由」を見極めましょう。
要求・不安・興奮が原因で吠えている場合は、無視をすることが効果的です。【目を合わさない】【声を掛けない】【別の部屋に移動する】など、完全に無視をしてください。元々、犬は群れで生活する動物ですから、仲間やリーダーに無視される事を非常に嫌います。
たとえ、長時間鳴いても負けないでください。犬の要求に負けて要求どおりにしたり、構ってあげたりしてしまうと、「無視されても、長時間鳴けば構ってくれる」とまた間違った学習をして、悪循環となります。その中で、犬が泣き止んだら“誉めてあげる”ようにして、要求(遊んであげる、食事を与えるなど)に応えてあげましょう。これを繰り返すことで「静かにすれば構ってくれる」と、正しく学習して無駄吠えはなくなっていきます。
また、警戒によって吠える場合には、天罰方式が効果的です。吠えた時に、犬のそばの床に物を投げ大きな音を出したり、犬の嫌うスプレーを吹きかけたりします。こうすることで、犬は「吠えると嫌なことがある」と学習します。
しかしなにより吠えさせないようにするには、オーナーがワンちゃんから信頼され頼りにされる存在になることです。「この人の近くにいれば何があっても大丈夫」と思ってもらうことが一番効果的です。
甘噛みへの対処方法
甘噛みへの対処方法
犬にとっては噛むということは大好きな事で大切な行為ですが、人間社会で共存していくには、噛んでよいもの、悪いものを教えていかなければなりません。 子犬の時に甘噛みを許してしまうと、顎の力が発達するに従い、思わぬケガに繋がることにもなります。まず、子犬が甘噛みをする理由としては、大きく3つがあります。
1. 乳歯が生え変わる時のムズムズ感
→ ムズムズ感があり、噛む事で、それを紛らわせようとすると同時に、生え変わりを促しています。噛んで飲み込んでも大丈夫なおもちゃや、硬い骨などを与えてあげるといいでしょう。
2. 遊びの一環
→ 子犬たちは兄弟達と遊ぶときに、かなり激しく噛み合ったり、走り回ったり、転げ回ったりして遊びます。そういった中で噛む強さや、犬との付き合い方を学んでいきますので、はじめは遊んでいる時に手や足など色んなところに噛みに来るのはしょうがないことですが、そのままにしておくと強さも過剰になってきて、思わぬケガにつながります。
対処法としては、ワンちゃんとじゃれている時に噛み付いてきたら、これでもかというぐらい大げさに騒いでみてください。おそらく多くワンちゃんはビックリして、何が起こったのかわからず、キョトンとするでしょう。
それを繰り返していくうちに、人を噛むと嫌なことが起きることを学習していきます。また、噛んだ瞬間に遊びをやめてしまうのもいいでしょう。ワンちゃん達にとって夢中で遊んでいる事が突然打ち切られ、構われなくなるのが罰となり、噛むと遊びが終わってしまうということを学習していきます。
家具の足や部屋の端を噛んでしまうということもよくやります。ワンちゃん達にとってそういったものは噛むと面白いものとしか感じていませんから、噛んだ瞬間「現行犯のタイミング」で、大きな音の出るものをワンちゃんの近くに落としてビックリさせたりしてみましょう。そして噛んでいいおもちゃなどを与えて、少しづつ噛んでいいもの悪いものを区別させていきましょう。
3. 抵抗の現れ
→ 身体を触った際に嫌がっているような感じで甘噛みをするのは、触るなと抵抗しているのです。 また、力関係を試す行動でもあります。これはオーナーとワンちゃんの主従関係がしっかりとできていなかったり、小さいときから体をいじくりまわされていなかった場合などに起こってきます。こんなときは前述したボディコントロールなどを根気よくやっていきましょう。
【危険なものは、届くところに置かないようにする】【長時間見ていられないときは、サークルなどで行動を制限する】などということも、ワンちゃんの安全の為には必要なことです。人間が普段あまり意識しないところに危険なものが潜んでいます。人間の赤ちゃんと住んでいるような気持ちで、危険なものがないかどうか見渡してみてください。
<補足説明>
● 壊される恐れのあるものはワンちゃんの届かないところへ置く。
● 電気のコードは見えないところへ置くかカバーをかける。コンセントはプラグをプラスチック製の物に変えるなど安全をはかりましょう。
● 家庭用化学製品(洗剤・台所用品など)は安全なところへしまいましょう。
● 浴槽は常にフタをする。(浴室のドアは閉めておく)
● 誤飲、誤食しそうな小さなものは常に片付けましょう。
● 室内植物や庭の植木はワンちゃんの手の届かないようにしましょう。
また、ワンちゃんが口にしてしまうと中毒などを引き起こす植物などがありますので、以下の植物には特に注意が必要です(ポインセチア、ツツジ、ロードデンドロン、ダムケーン〈唖甘蔗〉、日本いちい、西洋夾竹桃、セイヨウキズタ、白ゆり、アザレア、しゃくなげ、月桂樹、など)
● ガレージではエンジンの潤滑油や、その他毒性のある化学製品(特に不凍液)は安全なところに格納してあるか確認しましょう。
● プールなど水が溜まるところがあれば、覆いや周囲の柵は万全か点検しましょう。
● 屋外犬舎を作る場合、運動場内を十分日光が照り、雨露のしのげる場所にすること(広さは子犬が成犬になっても十分快適に生活できる程度のスペースを確保すること)
上記以外にも飼う前、飼ってからも危険に気づいたら、すぐに対策をとり、事故が起こる前にオーナーがワンちゃんを守ってあげましょう。
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