ワクチン接種について
人間がインフルエンザや日本脳炎などの予防接種を受けるのと同じように、
犬も予防接種(=ワクチン)接種が必要になります。
そもそも、予防接種は字のごとく病気を「防ぐ」というのが一番の目的です。
犬は人間に比べて免疫力も低いですし、体力も寿命も人間に劣っています。
だとしたら、なおさら予防接種=ワクチンが必要なのです。
犬の感染症の要因は、ほぼ100%が外部からと言われています。
つまり、ウィルスに接触しなければ、発症することはないのです。
しかし、犬は毎日のように外を散歩し、時に道端に落ちているものを口にしてしまったり、
よその家のワンコと接触する機会も多くあります。
最近ではドッグランのような施設も増え、今まで以上にウィルスと接触する機会も増えてきています。
犬の病気で最も恐ろしいとされている「犬バルボウィルス感染症」は感染した犬の排出物やそれに接触した人の手足などから感染します。発症するまでに1~2週間の潜伏期間があるため、
飼い主さんが気づいたときには既に手遅れ・・・ということになってしまいます。
「うちの子はきっと大丈夫」と軽い気持ちで考えていると、大事な愛犬を失いかねません。
手遅れになる前に、飼い主さんとして病気の知識をしっかり蓄え、大事な愛犬を守ってあげましょう。
子犬は母犬の母乳に含まれる抗体(移行抗体)によって多くの病気から守られています。
しかし、母犬からの移行抗体による防御は長くて3ヶ月程度しかもちません。
そのため、2ヶ月頃に初回のワクチン接種を行い、移行抗体がなくなる3ヶ月までに
子犬自身の防御機能を完成させておく必要があります。その後、1ヶ月ごと計3回のワクチン接種を行ないます。
以降は年を重ねるごとに免疫力も付いてきますので、年1回の接種でよいでしょう。
(かかりつけの獣医さんから毎年ワクチンの時期になると、お知らせハガキなどが届きますので、
接種記時期の目安にするとよいでしょう)
ワクチンには主に2種混合・5種混合・8種混合の3種類があり、最近では9種混合もあります。
初回は5種・6種混合を選択することが比較的には多いでしょう。
<2種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
(この2つは最も危険とされている病気のため、小さいうちにブリーダー犬舎内の予防として接種する場合があります。)
<5種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
犬アデノウィルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザ
<6種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
犬アデノウィルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザ・コロナウィルス感染症
<7種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
犬アデノウィルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザ・レプトスピラ症(カンコーラ型)・
レプトスピラ症(コペンハーゲン型)
<8種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
犬アデノウィルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザ
犬レプトスピラ症(カンコーラ型)・犬レプトスピラ症(コペンハーゲン型)・犬レプトスピラ症(ヘブドマティス型)
<9種混合ワクチンに対応する病気>
犬ジステンバー・犬バルボウィルス感染症
犬アデノウィルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザ
犬レプトスピラ症(カンコーラ型)・犬レプトスピラ症(コペンハーゲン型)・犬レプトスピラ症(ヘブドマティス型)・コロナウィルス感染症
※なお、ワクチンの組み合わせはメーカーによって異なります。
どれも犬にとっては、重度な病気です。
どの種類のワクチンを接種するかは、かかりつけの獣医さんとよく相談してください。
ワクチンの種類によっては、顔が腫れるなどのアレルギー反応が出てしまう場合もありますので、
接種後に異常が見られた場合は速やかに獣医さんに連絡してください。
また、これらのワクチン接種後には、激しい運動や移動、シャワーなどは控けてください。
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